文学アクセサリー『空のうたたね』

4 2つの心の保ち方

僕は絵を描いたり、彫金をしています。
 
ただ、その技術もまた、最初からできたものではありません。
 
続けていたから、技術は身につき、表現ができるようになったのです。
 
そこで大切なのは、技術ではなく、心の持ちようであると思います。
 
その心は、大きく区分して2つでした。
 
「他人と比べない」
「自己評価をする」

文字がうまく読めないと、努力を繰り返しても何の効果も上がっていないように感じます。

そして、他人と比べることで、さらに劣等感が増していきます。
 
自己否定をし、いつもマイナス思考になります。
 
ただ、僕は自己否定や、マイナス思考は悪いとは思いません。
 
傲慢や、プラス思考すぎると、努力はできないですし、ある程度の自己否定は、心が壊れないための方法です。

しかし、単純で、根拠のない自己否定はよくありません。
 
それでは、自信がなく、結果として無責任になっていきます。
 
だから、自己評価できるように工夫することが大切です。

僕の場合は、カレンダーに何をどのくらいの時間でやったのかを記入しました。

上達と努力が目に見えるようにすることです。

すると、カメのようにのろまでも、前に進んでいる。
 
それが安心感です。
時間がかかっても前に進んでいる。
 
その実感が大切です。


一覧へ    |     前へ | 次へ