文学アクセサリー『空のうたたね』

7 音読と理解は別もの

 一番大切なことは心の保ち方です。
 
なぜなら、音読ができなくても自分の道を見つけ、前向きに生きられ、幸せを獲得できれば、それでよいと僕は思います。
 
ただ、僕は本を読めるようになりたかったので、トレーニング方法を考え、そのメニューをこなしていったわけです。

最初に思ったことは「音読」がうまくできなかったので、「音読」ができるようになれば、本が読めるのではないかと思いました。

 
そのため、絵本などを借りて、ひたすら、音読の練習をしました。
 
しかし、音読が少しずつできるようになった時、あることに気がつきました。
 
「音読ができるようになっても、文章の意味が取れていない。」
 
ということです。
 
スラスラ音読ができるからといって、意味が理解できているかは、まったく別物です。
 
そうして、次には意味をとらえるための、トレーニングを考えていきました。
 
すると、文章を読むために、越えなければならなかった壁が、4つありました。

(1)音読の壁
(2)イメージの壁
(3)まとめの壁
(4)創作の壁(作文の意味ではありません)

 
音読の改善のための教科書なんてないので、この4つの壁は、僕が勝手に名前をつけたものです。

音読ができるようになる方法はもちろんですが、文章が読めるようになる方法も含めて、改善と言えると思います。

 


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