南無阿弥陀仏 ～柳宗悦『南無阿弥陀仏』より～
制作：Paody
絵：Paody
文章：Paody
ブラス
原作：柳宗悦『南無阿弥陀仏』
南無阿弥陀仏
口から出る６文字が、作品となる
南無阿弥陀仏
名前も与える間もなく、消えてゆく
南無阿弥陀仏
そういう私も名前はない
南無阿弥陀仏
空気を吸うように、繰り返す
南無阿弥陀仏
無数の無名の上に、私は立っている
南無阿弥陀仏
未来の無名の土台と、私はなる
南無阿弥陀仏
あるがままが、美しく
南無阿弥陀仏
無名が、未来へ紡いでゆく
南無阿弥陀仏
柳宗悦『南無阿弥陀仏』
名もなき作品に光をあてる行為は、魔法のよう。それを柳宗悦は民芸と呼ぶ。芸術家の精神と宗教的なまなざしに共通点を見出すのは、柳宗悦の独特な思想なのでしょう。この本は、仏教についての本であるけれど、彼の芸術思想を体現しているように感じる。
展示歴 2021「第８回アール・パレ」
ラベル
ラベルとは・・・ 空のうたたねは、色々な原作をもとに、作品作りをしています。そこで、作品のジャンルによって、色分けをした印です。