文学アクセサリー『空のうたたね』

20 イメージの壁

次に、イメージの壁についてです。
 
「本を読むことができない」ところから、「本を読むことができる」ようになる過程で、次の4つの壁がありました。
 
(1)音読の壁
(2)イメージの壁
(3)まとめの壁
(4)創作の壁(作文の意味ではありません)

 
音読の壁は、前ページのまとめで記したトレーニングで克服をしていきましたが、問題は、音読ができるようになっても、内容が頭に入ってこないのです。
 
たとえば、音読とは
 
「笑顔」→「えがお」
 
と読みます。
 
この時、音読で頭のメモリーを使いすぎているため、イメージがわかないのです。
 
本来なら
 
「笑顔」=「えがお」=
 
イメージがセットにならないと、本は読めません。
 
つまり、イメージの壁の克服は、
 
 
「笑顔」→「えがお」を、頭のメモリーを使わずに、音読が無意識にできるようにすることです。音読で脳のメモリーを使っていると、イメージすることができませんから。
 
スポーツも上手くなるためには、反射的に体が動いてしまう状態にするために繰り返し練習をします。

頭で意識しながらスポーツをしていたら、上手く動けません。

これと同様に、徹底的に音読の練習をします。
 
次に、イメージ力を鍛えるトレーニングを紹介していきます。


一覧へ    |     前へ | 次へ