文学アクセサリー『空のうたたね』

3 最も大切なことは、心づくり

努力すればするほど、嫌というほどの劣等感を味わうかもしれません。

僕は、それに押しつぶされそうになりました。

中学生の頃、友人からは
「お前がいてくれて良かったよ。どんなに努力しなくても最下位ではないからね」
と悪びれもなく言われ、
 
僕も
「僕がいてよかったね!」
と拳を握って笑い返したあの時・・・努力した分、悔しさが倍増した思い出があります。

こんなことは山ほど出くわすかもしれません。

 
しかし、僕にとって、最重要なことは、文字が読むことが改善されるよりも
こうした言葉を、どう心で処理できるかです。

文字が読め、うまく生きられることよりも、幸せになれる心作りの方が遥かに重要だと思います。

最悪と思われる状況や環境があっても、卑屈になり、自己を否定し、生きている価値がないと追い込むのか、人の痛みを理解し、それを他人に与えることにより、自分の存在の意味を感じ、感謝できるかです。
 
ただ、それは心次第です。


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